コロナ禍の追い風もあり、日本だけではなく世界各国でヘルスケアへの意識が高まり、ヘルスケア市場へ参入する企業が増えたりしています。そこで気になるのは、今後のヘルスケア市場の推移ではないでしょうか。以下で世界と日本のヘルスケア市場の今後の推移をみていきましょう。
ヘルスケアとは
そもそもヘルスケアとは健康を維持する、もしくは健康増進をするための行動や管理をいいます。ヘルスケア市場とは、健康を維持するためのサービスや健康増進のためのサービスを行う市場と捉えられます。
ヘルスケア市場規模の推移【世界】
まずは世界におけるヘルスケア市場をみていきます。ヘルスケアは細分化できますが、今回はコネクテッド・ヘルスケアとオンデマンドヘルスケアに分けて解説します。
コネクテッド・ヘルスケア
コネクテッドとはつなげるといった意味があり、デジタルソリューションを管理するサービスが該当します。Report Oceanの調査によると2021年に約179億1000万米ドルで、2022〜2028年の7年間は25.01%以上の成長率と予測されています。(コネクテッド・ヘルスケア市場規模は2028年に854.4億米ドルに達する見込み-最新予測 参照)
※調査地域
アメリカ、カナダ、メキシコの北米、英国、ドイツ、フランスなどの欧州、中国、インド、日本などのアジア、UAE、サウジアラビア、南アフリカなどの中東・アフリカ、アルゼンチン、ブラジルなどの南米
オンデマンドヘルスケア
オンライン診療サービスをオンデマンドヘルスケアといいます。Report Oceanの調査によると2022〜2030年では15.3%の複合年間成長率になり2030年には5517億USドルに達すると予測されています。(オンデマンドヘルスケア市場規模は2030年に5,517億ドルに達すると予測~最新予測 参照)
※調査地域は上記同様
ヘルスケア市場規模の推移【日本】
続いて日本における市場をみていきましょう。
日本企業による市場規模推計
みずほ銀行のデータによると2018年→2040年の推移として、病院・診療所・調剤薬局の医療サービスは43.4兆円→77兆円に、医薬品は9兆円→18兆円、医療機器2.9兆円→5兆円という変化が予測されています。(https://www.mizuhobank.co.jp/corporate/bizinfo/industry/sangyou/pdf/1065_09.pdf参照)
経済産業省による「健康経営」の普及
経済産業省が超高齢社会や人生100年時代の解決法としてヘルスケア産業政策を始めています。その一つが健康経営です。企業が従業員の健康を管理するのも経営のうち、という考え方になります。
様々な企業が参入するヘルスケア産業
ヘルスケアというと医療や薬局、スポーツジムと既存からあるサービスですが、全く関係のなかった企業が参入しているのが現実です。それほどまでにヘルスケア市場の伸び率が多く、チャンスと捉えている企業が多いのでしょう。ベンチャー企業もこぞって参入しています。
ヘルスケア市場規模はこれから伸び続ける推移!
以上からヘルスケア市場は世界においても日本においても、まだまだ伸びる市場だといえるでしょう。今から始めて参入していく方も、まだ間に合います。必要な知識を身につけて、今世界中で伸び率が期待されているヘルスケア市場で活躍していきましょう!
ヘルスケア市場で活躍できる予防医学専門家「和食ライフスタイリスト」 一般社団法人日本和食ライフスタイリスト協会では、未経験予からでも予防医学【和食・健康・美容分野】の専門家として本質的な知識と実務を身につけられます。まずは下記無料メルマガに登録して、7日間の無料集中講座から学びましょう。