憧れの料理研究家になるには何が必要?料理研究家を育てるプロがお伝えします!

料理研究家のイメージ

テレビや雑誌を見ながら「あんな先生みたいになりたい!」「好きを仕事にしたい!」など料理研究家の先生に憧れがある方も多いのではないでしょうか?かくいう私もその1人でした。そして夢を描き挑戦し、今では法人化してお仕事ができるようになったのです。今回は経験を踏まえ、料理研究家になるために必要なことなどをお伝えしていきます。

目次

料理研究家になるには資格が必要?

料理研究家になるために資格は必要ありません。ただし「知識がある」証拠として調理師や管理栄養士の国家資格があれば国のお墨付きがありますし、民間資格だとその道のプロとして一目瞭然です。また資格をとる過程で、未来の生徒様に教えるために必要なスキルや知識を身につけられます。料理研究家になるには資格取得の義務はありませんが、資格をお持ちの先生が多いのです。

 

料理研究家の仕事5選

では料理研究家としての仕事はどんなものがあるのでしょうか?こちらでは主なお仕事を厳選して5つご紹介していきます。

 

その1:メディア発信(テレビ、雑誌、webなど)

料理研究家の仕事は料理を研究して伝えることです。大体の場合は料理番組に出演する、料理関係のメディア運営の紙面や料理コンテンツwebメディアに掲載するなどの方法で研究した料理を伝えていきます。一般社団法人日本和食ライフスタイリスト協会でも認定講師の方にメディア発信のお仕事を不定期でご依頼しています。

 

その2:商品・レシピ開発

商品・レシピ開発は食品会社から仕事をいただくことが多いです。健康分野や美容分野の資格を持っていると、健康食品会社や美容会社からの仕事も舞い込んできます。世の中に出す商品やレシピを開発して、世の中のためになるものを生み出し人々の生活を豊かにすることが仕事です。一般社団法人日本和食ライフスタイリスト協会では認定講師の方に商品・レシピ開発のお仕事を不定期でご依頼しています。

 

その3:プロデュース

プロデュースは飲食店の立ち上げで関わるケースが多いです。これから新しくお店を出店すると言った時に、お店のメニュー開発や発注先の確保、仕組み作り、集客など経営に携わることもあります。「売上」という結果が求められるので、ビジネス色が強いお仕事です。

 

その4:フードコーディネート

ポスターに載せるお料理の写真を作って撮影する、番組で提供するお料理を作るなど消費者の感情が揺さぶられる魅力的なお料理を作るお仕事です。プロデュースと近いところもありますが、全く異なります。プロデュースはヒト・モノ・カネといった経営資源が関わってくるのに比べ、フードコーディネートは料理の魅せ方が中心です。

 

その5:料理教室

料理教室は主宰の場合と企業・自治体からのご依頼の場合があります。主宰の方が自分の好きなお料理を作れますし、生徒様は自分の魅力に集まってくださるので和気藹々と進められます。商品・レシピ開発との違いとしては、商品・レシピ開発が出来上がったものを教えるのに対し、料理教室は作り方を教えるといった違いです。一般社団法人日本和食ライフスタイリスト協会では認定講師の方に主宰講座の開催や企業・自治体からの料理講師依頼を不定期でご依頼しています。

 

料理研究家の収入

収入については気になるところだと思います。しかし正直、個人によって異なるのが現状です。テレビ出演が多い有名な料理研究家の先生であれば年収1,000万円を超えていらっしゃるでしょうし、自営業として料理教室が毎月満席の人気講師の先生であれば年収500〜600万円はあるでしょう。料理研究家だけに限りませんが「先生として人気=価値がある」とレッスン単価や仕事1案件の単価が高くなるのは必然です。そのため自分でSNSやアメブロ、動画などを利用して価値を高める先生は少なくないのです。

 

料理研究家になるには向き不向きはあるの?

本当に料理が好きで、研究熱心な方が料理研究家に向いているでしょう。新しい先生が出てくる中でより魅力的な料理を開発して発信する必要があるのと、研究をすることで新しい発見がありそれが講師として伝えられるネタになるためです。料理研究家の発信は発信して終わりではなく発信し続けることで価値が上がります。一度ついたお客様を飽きささず、常に楽しませられる魅力を持っている必要があるのです。

 

料理研究家になる成功率を上げるためにやるべき3つのこと

では経験者がおすすめする料理研究家になる確率を上げるために必要な3つのことをご紹介します。

 

その1:料理に関する技術・知識を広く深く学ぶ

こどもの頃「先生」と呼ばれる方は何でも知っている、という根拠のない信頼はありませんでしたか?同じように料理研究家も「先生と呼ばれる=料理に関する技術や知識は人一倍」という世間からのイメージはありますし、教えてもらう立場からすると博識の方だと嬉しいでしょう。技術や知識があるから人気講師になれるという訳でもありませんが、持っているに越したことはありません。常に学びの日々です。

 

その2:まずはSNSで発信する

全く発信していない方が、いきなりメディアで発信できる訳がありません。何事にも順序はあります。まずは無料でいつからでもトライできるSNS やブログを使って、お料理や知識を発信していきましょう。最近はメディア関係の方がSNSやブログで人気のある先生を探していて、現に私もブログやSNSを通じてのお仕事依頼をいただきました。会社員をしながらメディアで発信して、フリーランスに転身された方もたくさんいらっしゃいます。ほとんどの方がSNSやブログからスタートされているので、これを機に始めてみましょう。

 

その3:自分スタイルをつくる

「あなたは何者なのか」「何を伝えているのか」「他の料理研究家と何が違うのか」が第三者から見てパッとわかる必要があります。ネット社会になってからは、たくさんの料理研究家を名乗る方が増えました。その中でもお客様から選んでいただくためには、自分しかないオリジナルの魅力、自分だから伝えられることなどを決める必要があります。

 

料理研究家と料理人との違い

料理研究家は前述した通り「料理を伝える」仕事です。それに比べて料理人は「料理を提供する」仕事です。飲食店は料理を提供する場なので、料理人がいても料理研究家はいらっしゃらないですね。そのような違いがあります。

 

料理研究家になるためには資格は不要!

料理研究家になるためには資格は必要ありませんが、国家資格や民間資格を持っていると箔が付きます。誰でもチャレンジできますが、いきなりフリーランスとして独立するのは無謀なので今からファンを増やしていきましょう。まず第一歩として、日頃から研究している料理の発信を始めるところからのスタートがおすすめです。発信する上で自分スタイルも確立されてきます。料理好きを仕事に、人生を充実させていきましょう♪

 

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