少しずつ歯科衛生士として独立開業される方が増えてきましたが、実際に成り立つのかなど気になる方は多いのではないでしょうか。そこで今回は、歯科衛生士の独立開業の将来性やアイデア5選、開業に必要な手続きを解説していきます。
歯科衛生士の独立開業の将来
現状の歯科衛生士の平均給与約26万円、賞与約50万円※1と言われています。これに対し歯科衛生士の独立開業と予防医学が当たり前となっているアメリカでは年収約800万円と言われています。今後日本政府が進める予防医学が拡まってくると歯科衛生士の価値が上昇し年収を上昇させられると考えられるでしょう。
歯科衛生士の独立開業アイデア5選
では歯科衛生士が独立開業をする場合、何を事業にすれば良いのでしょうか。よく取り上げられているホワイトニングサロン以外のアイデアを5選ご紹介します。「何のために独立するのか」を定めてから方法を決めることをおすすめします。
1.歯科料理教室
むし歯や歯周病予防には食生活の改善が必須です。そのため歯科に特化した料理教室があると未然にむし歯や歯周病を防げるでしょう。さらに講座の中で専門であるブラッシングなども行うと歯科衛生士ならではのオリジナル料理教室ができるのです。
2.歯科ヘルスコーチング
ヘルスコーチングとはお客様の未病の身体を創るコーチで予防医学が進むアメリカでは一般的な仕事です。むし歯や歯周病などの歯科に関わる病気にならないために食生活指導やブラッシング指導をする方法です。指導は上からですがコーチングはアドバイザーの位置付けです。
3.オンラインコンテンツ販売
YoutubeやTiktok、instagramなどのSNSを使ってあなたのオリジナルコンテンツを販売するお仕事です。ITスキルは必要ですが、好きな場所で好きな時間に仕事ができるのは魅力があります。
4.歯科専門家インフルエンサー・youtuber
オンラインコンテンツ販売との違いは収益が入る方法です。3はコンテンツ販売が収益ですが、インフルエンサーやyoutuberは広告費やPRが収益となります。
5.専門家ライター
コロナ禍の影響も受けてオンラインで事業をする方が増えてきました。それに伴いWEBコンテンツ制作の依頼も増え、ライティングの仕事が増えています。たくさんのライターが存在する中、歯科業界からの依頼や企画コンテンツ依頼などで国家資格である歯科衛生士の専門知識が生かされるのです。
ご紹介したアイデア1.2の仕事場として自宅サロン・賃貸・オンラインなど好きな形態を選んだ開業が可能です。あなた自身で独立開業する場合は、全て自分で決められるのがメリットです。
歯科衛生士の独立開業に必要な手続き
事業を何にするのかによって独立開業に必要な手続きは異なります。今回ご紹介した5つの職種に関しては特段必要な手続きはなく、独立開業届出を行う程度です。
歯科料理教室を開業する場合、開業届を申請すると「自営業として歯科料理教室を始めます。」という宣言になり、自営業者として認められます。開業届は無料で届出が可能で、申請時には下記5点が必要です。また、料理教室開業は保健所への届けは不要です。
<開業届に必要なもの5点>
・本人確認書類
・印鑑
・マイナンバーカード(個人番号)
・個人事業の開業届出
・青色申告承認申請書
※開業届は税務署でいただくか、ネットでダウンロード可能です。
独立開業という歯科衛生士の新しい働き方にチャレンジを!
今の流れで日本において予防医学が拡まれば歯科衛生士の独立開業時の仕事は増えるでしょう。現状はまだまだ独立開業されている歯科衛生士は少ないです。だからこそこのタイミングをチャンスと捉え、業界を先駆ける存在となり歯科衛生士の存在価値を高めていきましょう。
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