みりん(味醂)とは?料理上手になるために最低限知っておきたい知識。

和食を作るときに欠かせない調味料「みりん(味醂)」。実は料理以外にも様々なシーンで使われている、調味料の中でも特段、使い勝手の良い食品なのです。そんなみりん(味醂)の知識を深めて、より生活に活かしていきませんか?全国の伝統製法調味料屋さんを訪ね歩く和食ライフスタイリスト・管理栄養士の合田麻梨恵がみりん(味醂)について解説していきます。

目次

みりん(味醂)とは何か

みりん(味醂)とは米を原料にした米麹ともち米、焼酎で造られた食品です。もち米が米麹のアミラーゼの働きによって分解されてブドウ糖になり、「甘い」と感じる味を醸し出してくれます。黄金色がキラリと光り、食材の旨さを引き出し、照りを出し美味しそうな仕上がりにしてくれるのもみりん(味醂)の役割です。

 

本みりん(味醂)とは何か

本みりん(味醂)とはもち米、米麹、焼酎(またはアルコール)、そのほか政令に定めるもの(ぶどう糖や水あめなど)で造られたみりん(味醂)です。今は安価で作るために焼酎を使わず醸造用アルコールで造られているものが多く流通しています。※こちらの記事でみりん(味醂)と記載しているのは伝統的な本みりん(味醂)です。

 

みりん(味醂)の造り方

伝統的な本みりん(味醂)はもち米、米麹、米焼酎を混ぜて圧搾し、火入れをして造られます。安価に造る場合は、米焼酎の代わりに醸造用アルコールを使用したり、ぶどう糖や水あめなどを工程で入れたりしているのです。みりん(味醂)は家庭で作ろうと思えば造れます。しかし、酒税法上、自家製はNG なのです。

 

みりん(味醂)の使い方

みりん(味醂)は縁の下の力持ちです。主張しすぎず、料理に深みを与えてくれます。そんな特徴から和食以外にもフレンチやイタリアンなどの料理にも使われているのです。また料理以外にも、スイーツに使用されたり、そのままお酒として飲んだり、有名な薬酒の成分として昔から使われていたりと多種多様な使い方があります。

 

みりん(味醂)の正しい保存方法

開封前は常温で直射日光の当たらないところで保管しましょう。開封後はなるべく早く使い切り、冷蔵庫で保管するのがおすすめです。

類似商品との違い

料理酒との違い

料理酒は日本酒に塩や酢を入れて酒税がかからないように安価に造られた食品です。一方本みりん(味醂)は、アルコール入りのため酒税がかかります。

みりん風調味料との違い

みりん風調味料は米、米麹、水飴、酸味料などで造られています。酒税がかからないため免許がなくても取り扱えて、比較的安価で手に入るように造られた商品です。本来の原料で作った本みりん(味醂)とは味がめっきり異なります。

本当のみりん(味醂)はお酒である!

みりん(味醂)はもち米、米麹、焼酎で造られているのが伝統製法のみりん(味醂)の姿で、酒税がかからず安価で手に入れるために造られたものがみりん風調味料です。またメーカーによって原料へのこだわりも異なり、その原料の違いと酒税の違いで価格に差が出ています。みりん(味醂)は料理だけではなく、飲酒や薬酒としても大活躍。正しい使い方と保存方法で美味しくいただきましょう!しかし、自家製は法律で禁じられているので作らないようにしてください。

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 記事監修・執筆者

一般社団法人日本和食ライフスタイリスト協会 代表理事
管理栄養士・和食ライフスタイリスト 合田 麻梨恵

初めての海外訪問時に日本との素材の違いに驚愕し、”和食の魅力”に目覚める。管理栄養士として不特定多数が購入するコンビニ弁当に携わり健康な方を増やしたいと考え、商品開発者に。しかし実際は仕事として毎日3食コンビニ食で激太り&心身ともに不調をきたし限界を感じたため、異なる方法で和食で健康になれる魅力を伝えようと決意し、独立。

和食料理教室を通じて100名様以上の不調改善に成功した「食」の面、全国の自然発酵生産者100軒以上の訪問による「農業・醸造」の面、論文2万件読破した「予防医学」の面から和食の研究を重ね、未病の身体づくりができる”令和の和食TM”を提唱。予防医学専門家養成や健康経営を通して働く人の健康サポートやメディア出演、監修など。

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