好きや得意を仕事に、独立起業したいと思われている方の中には、今まで業種経験がありません、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回は広告代理店の営業職から和食ライフ専門家として活動できるようになった筆者の経験を元に「異業種からの転身」について解説していきます。
異業種からの転身で和食・健康・美容分野の専門家独立開業はできる
結論からいうと、異業界からの転身でも独立開業は可能です。ただし、専門家として信頼されるための努力は必須です。その道の専門家にも信頼される専門家になるための知識装着だけではなく、独立開業をして個人・法人の顧客にサービスを購入いただけるビジネス実装の両面が必要になります。
異業種で培った経験は専門家としても活かせる
異業種で培った経験は専門家になった途端、役に立たない訳ではありません。どの業種でも、何かしらの場面で培った経験は役に立つでしょう。今回は営業職と事務職を例に経験の活かし方をご紹介します。
異業種で培った経験を専門家として活かす方法〜営業編〜
まずは営業職から和食・健康・美容分野の専門家として独立起業する際に活かせる力と活かし方を解説します。
その1:コミュニケーション力
営業として商品を売る際にはコミュニケーションを駆使して成約に結びつけます。そのコミュニケーション力が、セミナーで講和する場面、顧客にサービスを提供する場面、顧客と交渉する場面など、様々な場面でいきてきます。ただし、対象者と対象者が求めているニーズなどは異なります。ニーズに対するリサーチは必須です。
その2:流行を読み取る力
営業時は、流行をリサーチする機関などから顧客の業界ニュースを提示しながら、商談された方も多いでしょう。その能力は、和食・健康・美容業界でも同様にいかせます。また流行は掴むのではなく、読み取りましょう。ニュースなどで取り上げられている流行ではもう遅いのです。どちらかというと、流行をつくる側に回るのです。
その3:価値を提供する力
商品を提供する場合は、価値を提供する力が求められます。価値を提供する力は、造れば売れる時代が終わり、サービス(無形商材)だけではなくモノ(有形商品)を提供する際にも必要不可欠となりました。専門家として独立起業する際、ほとんどの場合「情報」を取り扱います。情報という価値を提供する力があると、成約しやすいです。
異業種で培った経験を専門家としていかす方法〜事務編〜
次に、事務職で培う経験をいかす方法を3つ解説します。
その1:マルチタスク遂行力
事務職では、様々な部署の書類作成をしたり、突然の来訪対応や事務作業を並行したり、と複数の仕事を同時並行で行う力が培われます。そのマルチタスク遂行力があると、専門家独立起業をした際に必要な経営業務、企画業務、講師業務、事務業務など煩雑な業務を同時にこなせるのです。
その2:読解力
対法人であれば尚更、文章から意図を理解する力が培われています。読解力があれば、専門家独立起業した後も契約書や委託書などを正しく処理できるのです。特に請負業務の場合、不平な契約ではないか、必要業務は遂行できているかなどチェックするのに役立ちます。
その3:スケジュール管理力
事務として取り扱う書類の中には、重要な書類も存在します。万が一、提出期限や有効期限が切れてしまえば、最悪の場合業績悪化にもつながります。そのため、事務職ではスケジュール管理能力が培われます。スケジュール管理能力があれば、専門家独立起業した後の並行業務も期限内に終わり、目標達成につながるのです。
異業種からの転身でも和食・健康・美容分野の独立開業はできる!勇気を出して一歩踏み出そう!
異業種だったとしても、培われた経験は和食・健康・美容分野の独立開業に役立ちます。今回は営業職と事務職を例に解説しました。しかし、他の総務職や経理職、経営企画職、ライター職などでも活かせる経験は存在します。過去の経験を存分に活かし、新しい業種へとチャレンジしていきましょう!
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