健康とは何かを簡単にわかりやすく解説|WHOの定義や健康長寿社会

健康とは

「健康」という言葉はよく会話でも使いますが、「健康とは何か?」と聞かれて答えられる方は少ないのではないでしょうか。そこで以下では世界保健機関であるWHOによる健康の定義や日本が提唱する健康長寿社会、健康に重要な3本柱、健康の基準について初心者の方にも簡単に、わかりやすく解説していきます。

目次

健康とは|WHOが提唱する定義

WHO憲章に健康の定義が宣言されています。以下に抜粋を記載します。

‘’健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが 満たされた状態にあることをいいます。(世界保健機関憲章前文(日本WHO協会仮訳)より引用)‘’

たとえば簡単にいうと、不調やメンタルヘルスがあると身体が健康だとしても健康とはいえない、心も身体も元気でも社会的な関わりを持てないと健康とはいえない、ということです。

日本国が提唱する健康長寿社会とは

世界でも超高齢社会を牽引する日本が健康長寿社会を実現するために、総理官邸資料の中で健康長寿社会の定義が記載されています。以下に抜粋を記載します。

‘’①「国民が健やかに生活し、老いることができ、医療関連産業の活性化により世界最先端の医療がリーズナブルなコストで受けられ、更に病気や怪我をしても良質な医療へのアクセスを通じて、直ぐに社会復帰ができる社会」②「国民の健康長寿が経済成長に繋がる社会」(https://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/skkkaigi/dai5/siryou07.pdf より引用)‘’

いつまでも経済活動ができる健康体でいられることが、健康長寿社会だと読み取れるでしょう。

健康を支える3大要素

健康を支える基本は食事、運動、睡眠の3本柱です。物心ついた頃から知っている内容ですが、行動に移せている方はどれだけいらっしゃるでしょうか。行動しなければ意味がありませんので、どうしたら行動に移せるかを考えながら読んでみてください。

食事

栄養バランスが整った食事が大切です。一方、不調にならない、メンタルヘルスにならないためには栄養素だけではなく添加物や農薬、化学肥料、微生物、水、空気、火などさまざまな事象を考える必要があります。便利で簡単な食事が増えたことで、表面的な栄養だけでは解決できない問題も増えてしまったのです。

運動

運動というとランニングや筋肉トレーニングなど激しい運動を考えがちですが、ストレッチやウォーキングもれっきとした運動です。特にストレッチ、ヨガ、ピラティスなどはリラクゼーション効果もあるといわれているので、気楽にできる運動からスタートしてみましょう。

睡眠

日本は世界先進国の中でも、睡眠時間の短さでトップ水準です。特に女性は月経、出産、更年期とライフステージ毎に発生するホルモンバランスの変化によって不眠になりやすいです。38度のぬるめのお湯で25〜30分ほど入浴をする、朝起きたら太陽の光を浴びる、朝食を食べるなど睡眠しやすい環境を心がけましょう。

不調もない心身が健康の基準

「月経痛」「腹痛」「便秘」「頭痛」「疲れやすい」といった不調は病気ではないものの、何かしらの原因があり、その状態は健康とはいえないでしょう。これらの状態は当たり前と思っている方が多いのですが、当たり前ではありません。不調が長期的に続く方は潜在的な病気の可能性も考えられます。不調がなく、心身ともに元気で、社会ともつながり毎日が充実している状態が健康の基準です。

医療費が高騰なアメリカにおいては自分自身で健康を管理するのが当たり前で、日本においても政府がその動きを始めています。自分の健康は自分で守れる知識をつけて実践し、いつまでも経済的に活動できる健康的な体を手に入れましょう!

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【参考】
・厚生労働省|e-ヘルスネット|ストレッチングの効果|https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/exercise/s-04-006.html
・厚生労働省|e-ヘルスネット|睡眠と生活習慣病との深い関係|https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-02-008.html
・厚生労働省|e-ヘルスネット|女性の睡眠障害|https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-02-005.html
・厚生労働省|e-ヘルスネット|快眠と生活習慣|https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-01-004.html

 

記事監修・執筆者

一般社団法人日本和食ライフスタイリスト協会 代表理事
管理栄養士・和食ライフスタイリスト 合田 麻梨恵

初めての海外訪問時に日本との素材の違いに驚愕し、”和食の魅力”に目覚める。管理栄養士として不特定多数が購入するコンビニ弁当に携わり健康な方を増やしたいと考え、商品開発者に。しかし実際は仕事として毎日3食コンビニ食で激太り&心身ともに不調をきたし限界を感じたため、異なる方法で和食で健康になれる魅力を伝えようと決意し、独立。

和食料理教室を通じて100名様以上の不調改善に成功した「食」の面、全国の自然発酵生産者100軒以上の訪問による「農業・醸造」の面、論文2万件読破した「予防医学」の面から和食の研究を重ね、未病の身体づくりができる”令和の和食TM”を提唱。予防医学専門家養成や健康経営を通して働く人の健康サポートやメディア出演、監修など。

 

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