コロナ禍で当たり前となったオンライン社会。そんな中、主婦・ママから得意や好きを仕事にしたい、資格を活かしたい、稼ぎながら育児と仕事を両立したいなどのお声がけを多くいただくようになりました。そこで今回は和食・健康・美容分野における在宅起業でのメリット・デメリットや在宅起業の種類、成功する方の特徴などを解説していきます。
在宅起業とは
在宅起業とはその名の通り、家にいながら事業を行うことです。オンラインでのコンテンツ販売や物販、料理教室やネイルサロンなどの自宅サロンビジネスなどがあります。自分で事業を行うと、稼ぎたいだけ稼げますし、休みたい時には休めます。会社員などと比べて自由が大きい分、成果を出すという責任は重くなります。
主婦(夫)・ママが在宅起業をするメリット
では、主婦(夫)・ママが在宅起業をするメリットは何なのでしょうか。以下で3つご紹介します。
メリット1:好きや得意を仕事にできる
自分で事業を行う場合は、何をサービスにするのかを自分で選べます。もし料理が好きであれば料理を介したサービスを提供すれば良いですし、健康に興味があるのであれば健康を介したサービスを提供すれば良いのです。事業を立ち上げると、自分のやりたいことや夢を形にできるのが大きなメリットです。
メリット2:育児や家事と仕事の両立ができる
自分で事業を行う場合は、働く場所や時間、サービスの価格なども自分で全てを決められます。自由度が高く、自分の管理下にある事象が多くあるのです。そのため、育児や家事とのバランスを取りやすくなります。環境が揃えばあとは、仕事とうまく調整するだけです。育児中のママや専業主婦(夫)などでも取り組みやすいのが2つ目のメリットですね。
メリット3:誰と仕事をするのかを選べて人間関係のストレスフリー!
もしあなたが人を雇う、業務委託でお願いする場合があったとしても、誰と一緒に仕事をするのか自分で選ぶことができます。また自営業仲間を作る際にも、自分と気が合う方とだけいても問題ありません。一方で会社員の場合だと、職場の方々は自分で選べませんし、苦手な方とも話す必要がある場面も多くあります。自営業になって一緒に働く方や仲間を決められると、精神的にも楽に仕事を行えるのが3つ目のメリットです。
主婦(夫)・ママが在宅起業をするデメリット
主婦(夫)・ママの在宅起業では今ご紹介したメリットだけではなく、デメリットもあります。以下では3つのデメリットをご紹介します。
デメリット1:全ての責任は自分
前述の通り、自由度が高い分、責任は全て自分にあります。例えばお客様が集まらない時や納期に遅れた時、失敗した時なども自分で尻拭いをする必要があります。また風邪を引いて寝込んでしまった場合でも、あなたの代わりはいません。会社員の場合は、休んでもほかの方がフォローしてくれて仕事は回りますが、そうはいかないのです。自分の健康管理を行うのも優先順位が高い仕事になります。
デメリット2:報酬は結果が全て
在宅起業をすると自分で報酬を得る(売上を上げる)必要があります。報酬を得るためには、相手に役立つサービスで、相手にとって価値のある結果を残す必要があります。ただ働いていたら給料がもらえる会社員とは異なり、働く時間が多くても結果を出さなければ報酬はいただけないのです。そこが在宅起業をする際の難しさであり、実力を試せる面白さでもあります。
デメリット3:経営、交渉、企画…1から10まで全て自分で行う
在宅起業をすると、3年後・5年後の経営計画を立てたり、クライアントと交渉をしたり、サービスを企画して売上を立てたり、キャッシュフローの管理をしたりなど、全てを自分で行う必要があります。会社だと、各部署に分かれていて、仕事担当範囲は自分の担当のみだけで済みますが、在宅起業をするとそうはいきません。もちろん、常に勉強や経験も必要です。大変な分、売り上げが上がれば報酬は高くなります。
和食・健康・美容分野における在宅起業のアイデア7選
メリット・デメリットを踏まえた上で、未経験からでも和食・健康・美容分野において在宅起業をする場合の7つのアイデアをご紹介していきます。在宅起業は正直、やってみないと成功するかはわかりません。ある程度の年月は根気強く続ける覚悟は必要です。成功をすると充実感や達成感は今までに味わったことがないくらいになります。一時の結果に左右されず、数年、数十年を見越してがんばりましょう。
その1:コンテンツ販売
自分の強みをコンテンツ化し、オンライン上で販売する仕事です。SNSで買い物をするのが当たり前となった今、料理、パン、ケーキ、化粧品の使い方、ダイエット方法、ファスティングなど何でもコンテンツ化することができるのです。あなたの好きや得意を活かしやすいサービス提供で、一般化しつつあります。
その2:お教室開業・自宅サロン開業
リアルで自分のコンテンツを提供する仕事です。こちらも好きや得意を活かしやすいサービス提供ですね。料理教室、お菓子教室、骨格診断、美容サロン、エステサロン、マッサージサロンなど多岐に渡ります。コロナ禍においてはオンラインで行う教室やサロンも増えています。
その3:カウンセリング
心理学系やヒーリング系、栄養系、医療系などプロの専門家がお悩み相談をする仕事です。考え方をマイナスからゼロにして、相手の未来を明るくするサービスが多いです。またカウンセリングもオンラインで行う方が増えています。
その4:コンサルティング
クライアントの課題解決をする仕事です。企業や個人事業主など相手によって、コンサルティングする内容が異なります。よくコーチングとの違いを問われますが、コンサルティングは課題解決に対し、コーチングは答えを言うのではなく気づかせて結果に導く手法です。コンサルティングは知識と経験が豊富な分野に向いています。
その5:コーチング
ヘルスケア市場拡大に伴い、ヘルスコーチングを行うヘルスコーチになる方が増加しています。ヘルスコーチとは予防医療が発展しているアメリカでは一般的な職業で、病院要らずの身体づくりをサポートします。看護師や管理栄養士などが行う指導は、すでに病気や病態など診断名がついている場合や、健康診断値が悪い場合に行われます。一方、ヘルスコーチングは健康な方に行う仕事です。簡単にいうと、前者はマイナス→ゼロ、プラスを目指し、後者はゼロ→プラスを目指していく仕事です。
その6:動画配信
「ユーチューバー」という職業ができるほど、動画を配信して収入を得るスタイルは一般的になりました。自分が作ったコンテンツを配信していく形です。料理方法、健康知識、ダイエット方法、美容方法などをサービス化できるので好きを仕事にしやすい形でもあります。動画配信は、広告費が報酬になるタイプが多いです。
その7:インフルエンス
インスタグラムやユーチューブ、ティックトックなどのSNSでフォロワーが多い方をインフルエンサーといいます。インフルエンサーになると企業から商品PRを依頼される場合があり、報酬を得ることが可能です。報酬体系は成果報酬型や1回の報酬型など企業によって様々あります。基本的にはPRの対価として報酬をいただける形です。
ビジネス未経験の主婦(夫)・ママから在宅起業が成功する3つの方法
では、まずは生活できるくらいの収入を在宅起業で稼ぐためには何が必要なのでしょうか。ビジネス未経験の主婦(夫)・ママからでも成功している方が実践している3つの方法をお伝えします。
方法1:自分の適性を知る
まずはあなた自身が在宅起業に向いているのかを知りましょう。例えば、やりたいことがある方は、オンラインコンテンツ提供や自宅サロン開業などが向いています。一方で、特にやりたいことがない方は、誰かをサポートするヘルスコーチングやコンサルティングなどが向いています。実際に仕事をしてみて自分の適性を知れることもあります。現時点で自分の適性がわからない方は色々チャレンジするのが良いでしょう。
方法2:事業計画を練る
短期間で高額を稼いで終わり、で良ければ、事業計画を練る必要は特にありません。しかし、この先5年、10年、20年・・・、とずっと事業を継続するためには、事業計画は必須です。売上が小規模の頃から事業計画を練って達成する、を繰り返して経験を積み重ねて成長していきましょう。
方法3:結果が出るまで諦めない
「事業を始めて3ヶ月、6ヶ月頑張ったけど全然結果が出ない。」そんなことも人によってはあるでしょう。しかし、ここで諦めたらそこまでです。初めてチャレンジされた方でも、たとえどんな経験者の方でも、その事業が成功するのかは実際に着手してみないとわかりません。なので、初めてチャレンジする方こそ、結果が出るまでは諦めず粘り続けるのです。もちろん、辞め時はあります。●年は頑張る、と決めて本気で臨みましょう。
在宅起業で失敗しないためのポイント
在宅起業で失敗しないためのポイントは、「全ての原因は自分にある」という考え方ができるかどうかです。お客様がサービスを買ってくれる場合でもそうでない場合でも理由はあります。お客様の反響は、常に自分が行った結果です。成功した場合、成功しなかった場合、どちらの場合もしっかりと振り返り、変化を続けること(PDCAを回すこと)が自営業者として必然です。PDCAを怠ってしまうと、お客様が来なくなる可能性やリピートがなくなる可能性もあります。常に未来を見た行動をするのが良いでしょう。
初めての在宅起業!開業するまでの道のり
では、実際に開業する場合は、何が必要なのでしょうか。具体的には下記記事を参考にしてください。料理教室開業に関する記事ですが、自営業であれば流れは同じです。
在宅起業で理想の働き方を!
おうちで仕事ができる魅力的な在宅起業。育休中のママや主婦(夫)にとって、家にいながら低リスクで起業にチャレンジできるのは嬉しいことでしょう。今回ご紹介したように、和食・健康・美容分野の在宅起業と一言で言っても、アイデアはたくさんありますし、適性や成功するやり方もそれぞれあります。一つ言えるのは、成果を出せるのは行動する方です。学んだ後は、実践し、トライアンドエラーを繰り返し、理想の働き方を手に入れましょう!
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