過敏性腸症候群とはどんな症状？タイプ別原因と対策法

2021 12/07

2021.12.05 2021.12.07

「お腹が張っている」「お腹が痛い」「お腹がゆるい」と言った症状は、一度は経験している方がほとんどなのではないでしょうか。このような症状がある状況で必ず起こる場合、例えば「プレゼンの前にはお腹が痛くなる」など、また長期的に続く場合は過敏性腸症候群の可能性があります。こちらの記事では、管理栄養士・和食ライフスタイリストが定義や原因、タイプ別原因や対策方法をお伝えしていきます。

＜目次＞　

◆過敏性腸症候群とは
◆過敏性腸症候群の主な症状
◆過敏性腸症候群の3つのタイプと原因
　タイプ１：分泌型
　タイプ２：不安定型
　タイプ３：慢性下痢型
◆過敏性腸症候群の対処法
◆お腹の違和感が治らない時は注意しよう！

過敏性腸症候群とは

炎症や潰瘍、内分泌などの物理的な異常がないのに、便秘や下痢、腹痛を感じる症状です。具体的なメカニズムはまだわかっていませんが、何かしらの原因が腸の内臓神経に働きかけを過剰にしていると言われています。個人によって原因は様々あり、その一つ一つに対処する必要があります。

過敏性腸症候群の主な症状

過敏性腸症候群である場合の主訴をチェックしてきましょう。下記のような症状が長く続く場合は、過敏性腸症候群の可能性があります。

「なんだか、お腹が張るなあ…。」

「うぅ…。急にお腹が痛くなってきた…。」

「きゅうるるるる…。ト、ト、トイレ〜！！！！」

過敏性腸症候群の3つのタイプと原因

過敏性腸症候群には、3つのタイプがあり、それぞれで原因が異なります。「過敏性腸症候群かもしれない。」と思われる場合、あなたがどのタイプに当てはまるのか、チェックしていきましょう。

タイプ１：分泌型

分泌型は、激しいお腹の痛みの後に粘液が排泄される場合に言います。

タイプ２：不安定型

不安定型は、下痢と便秘を繰り返すタイプです。このタイプの方は、1日に何回もトイレに行く下痢の日々が続いたと思ったら、今度はコロコロ便しか出ない、治ったと思ったらまた下痢…、と常にお腹の不調に悩まされていますね。

タイプ３：慢性下痢型

慢性下痢型は、緊張や不安を感じる場合に言います。よくプレゼンの前に「お腹が痛くなってきた…。」という方もいらっしゃいますが、このタイプの可能性が考えられますね。

過敏性腸症候群の対処法

過敏性腸症候群の原因ははっきりわかっていません。ストレスや生活習慣の乱れ、自律神経失調症などが考えられていますが、個人個人の原因を探る必要があります。例えば、ストレスが原因の場合はそのストレスをどのように解消するのか、生活習慣の乱れはどのように元に戻していくのか、自律神経失調症はその中のどのタイプに当てはあるのか、など深堀りしていきます。なかなか1人で原因を突き止めて解消していくのが難しい場合は、専門家へ相談しましょう。

お腹の違和感が治らない時は注意しよう！

日常でも現れやすい過敏性腸症候群。「お腹が張っている」「お腹が痛い」「お腹がゆるい」などの症状を感じる時は、症状が起こった原因を突き止めて解消する方法を考えてみましょう。1人で解決できない場合は、管理栄養士や医師など専門家にサポートしていただくのが良いですよ。

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