【15選】看護師資格を活かした自宅でできる仕事|珍しい仕事や一般企業の仕事など

看護師という資格は、病院やクリニックでの臨床現場だけでなく、多岐にわたる場面でそのスキルや知識が求められています。自宅での仕事を探している方、新しいキャリアを見据えている方、看護師以外の仕事がしたい方、のんびり働きたい方へ、より選択肢が広がるように、自宅での仕事や一般的な珍しい仕事、一般企業の仕事を15選をご紹介します。 

目次

自宅でできる仕事【5選】

テレワークやリモートワークの普及に伴い、自宅で資格や経験を踏まえて仕事をすることが注目されています。看護師の資格も、同様です。自宅で仕事ができる魅力は自分のライフスタイルに合わせて取り組める点です。仕事も家庭も大切にできます。

 

医療・美容ライター

医療・美容ライターは、医療や美容に関する知識を文章にする仕事です。看護師の資格や経験を持つ人にとっては、その専門的な知識を話しやすいフィールドといえるでしょう。特に、現代では健康や美容に興味を持つ人が増えており、科学的根拠があり信頼性の高い情報を求めるニーズが存在します。

看護師としての経験を活かせば、病気の症状や治療方法、美容手術のリスクや効果など、一般のライターよりも深い知識で記事を書くことができます。さらにAIの発達により、経験したこと、体験したことが記載されている記事に価値が高まっています。看護師としての経験や体験は読者にとって新鮮であり、安心して情報を受け取れるでしょう。

自宅にいながら、インターネット上でライティング依頼を受け取り、納品するスタイルが一般的です。納期は必ず守る必要はありますが、納期さえ守れば進行は自由に決められます。

 

薬機法チェック

「薬機法」とは、正式には「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」と呼ばれる法律で、以前までは「薬事法」といわれていました。医薬品や医療機器の安全性、品質を保証するためのこの法律に基づくチェック作業が「薬機法チェック」となります。

看護師の経験や知識を持つ方にとっては、これらの製品や情報に関する深い理解が求められます。具体的には、医薬品のパッケージや広告、医療機器の取扱説明書、記事などの情報が、薬機法に適合しているかどうかをチェックする作業が中心です。

現在、コロナ禍による健康ブームで薬機法の取り締まりが厳しくなっていて、改正も年々増えています。常に最新の情報を元にした厳密なチェックを行うことが、高い評価につながります。需要が増加傾向にあるため、安定した仕事の依頼を期待できるのも魅力的です。

 

ヘルスコーチ

ヘルスコーチは、個人の健康やライフスタイルの改善をサポートする専門家です。特に現代の忙しい生活や、健康に関する情報があふれる中で、多くの人々が自分に合った健康管理方法を求めています。ここで、看護師の豊富な医療知識と経験が大きな強みとなります。

ヘルスコーチとしての主な業務は、クライアントの健康目標の設定、適切な食事や運動のアドバイス、ストレスマネジメントの提案などです。看護師は日常的に患者のケアを行う中で、人々の健康に関する悩みやニーズを深く理解しているため、この仕事に適しています。

自宅でのヘルスコーチとしての業務は、オンラインでのカウンセリングやアドバイスの提供が中心です。これにより、地域により多くのお客様と接することができるでしょう。また、自らの経験や知識を活用し、多くの人の健康改善をサポートできたときには、大きな達成感や喜びを感じられます。

 

健康コンテンツ販売

看護師の深い医療知識をコンテンツの形で提供する仕事です。具体的には、健康やダイエット、病気の予防・対策に関する電子書籍の執筆やオンラインセミナーの開催、教材の制作などが考えられます。

看護師ならではの実体験や知識をもとに、信頼性、質の高い情報提供ができるため、多くの人々はコンテンツを通して知見を得られます。自宅での健康コンテンツ販売の魅力は、一度制作したコンテンツが継続的な収益源となる可能性がある点です。

そして、その中の看護師の専門的な知識が、ほかの一般的な健康コンテンツとの差別化ポイントとなります。

 

看護師コンサルティング

看護師コンサルティングは、看護師の専門知識や経験を踏まえて、医療機関や患者、そして関連する企業などへのアドバイスを提供する仕事です。問題解決のための毅然とした手段となります。

具体的な業務内容としては、医療機関の運営サポート、新しい医療技術の導入アドバイス、患者へのケアプランの提案などが挙げられます。また、医療機器メーカーや製薬会社からの依頼で、新製品の開発や評価のサポートを行う場合もあるでしょう。

この仕事の魅力は、自分の専門知識を提供し、広い範囲で影響を考えられる点にあります。オンラインツールを活用すれば、自宅からでも世界中の多様なクライアントとコンサルティングを行うことが可能です。そのため、看護師としてのキャリアをさらに広げたい、専門知識を協議して多面的に貢献したいと考える人には、非常に魅力的な選択肢といえます。

看護師として起業・プチ起業(副業)をしたい方は以下も参考にしてください。

和食ライフスタイリスト養成講座
看護師の起業・プチ起業|アイデア5選や必要なこと3選 | 和食ライフスタイリスト養成講座
看護師の起業・プチ起業|アイデア5選や必要なこと3選 | 和食ライフスタイリスト養成講座現在、看護師の資格を使って起業する方が増えていますが、その起業のやり方は千差満別。何千万の資金を投資して施設を立ち上げる場合もあれば、オンラインやおうちサロンか...

 

珍しい仕事【3選】

看護師の資格や経験を活かしてユニークな分野で活躍するチャンスを3つご紹介します。驚きや新たな可能性になれば幸いです。

 

シップナース

シップナースはあまり聞き慣れない言葉ですが、これは文字通り「船上の看護師」をいいます。多くのクルーズ船や長距離を旅する商船には、医療スタッフが必要とされており、看護師のスキルや経験が非常に役立つのです。

船上ではさまざまな状況が発生します。日常の健康管理や健康相談もその業務の一部が、時には乗客や乗務員の急病、小さな事故から、船内での大きなトラブルまで幅広いです。

この仕事の魅力は、世界各地を旅しながらの仕事ができる点です。常に新しい場所や文化と触れ合うことができるため、仕事をしながら充実した経験が得られます。ただし、陸上生活では感じられない、船上だからこその特有のストレスや課題もある点には留意が必要です。

 

ツアーナース

「ツアーナース」とは、旅行ツアーに同行し、参加者の健康管理や緊急時の医療対応を行う看護師のことをいいます。過酷な条件下でのアドベンチャーツアーなどで、その役割は非常に重要です。

ツアーナースとしての業務は、参加者の健康状態のチェックや薬の管理、ときには体調不良者に対する緊急手当てなど多岐にわたります。また、参加者に安心感を提供し、楽しい旅のサポートも大切な役割です。

この部分の魅力は、旅行先の美しい景色や新しい文化を体験しながら、看護のスキルを活かせる点にあります。旅の魅力を日々感じたい方にはおすすめの仕事です。

 

イベントナース

イベントナースとは、各種イベントやフェスティバルでの緊急医療対応や参加者の健康管理を担当する看護師のことをいいます。コンサート、スポーツイベント、大規模な屋外フェスティバルなど多くの人々が集まる場所で、さまざまな健康上のトラブルが起こった場合に活躍します。

イベントナースの主な役割は、熱中症、軽傷、アレルギー反応などの緊急時の対応や、参加者やアーティストの健康管理です。また、イベントの特性や規模に応じて、医療スタッフと連携しながら適切な緊急対応や緊急搬送の判断も求められます。

この仕事の魅力は、イベントの舞台裏でその場の熱気や楽しさを間近に感じながら、専門的なスキルを発揮できる点です。迅速に対応する能力が要求されるため、高い専門性と経験が必要とされる場合もあります。

 

一般企業の仕事【7選】

一般の企業でも、看護師の資格や経験を活かせるポジションは意外と多いものです。病院やクリニックの枠を超え、ビジネスの現場で求められる医療的な知識やスキルを持つ人材は、多岐にわたります。

 

産業看護師

産業看護師は、一般の企業や工場で働く従業員の健康を守ったり、向上させたり、ときには緊急事態に対応したりなど多岐にわたり業務を担当します。

具体的には、日常の健康相談や定期健診のサポート、職場での健康リスクの評価や予防策の提案などが主業務です。また、職場でのストレスやメンタルヘルスのサポートも行う場合があります。

ビジネスの現場で直接、従業員の健康や安全をサポートできると、企業全体の生産性やモチベーションの向上にもこだわることができるでしょう。

 

治験コーディネーター

治験コーディネーター(CRC: Clinical Research Coordinator)は、新薬や医療機器の開発における臨床試験の実施をサポートするなどの品質を確保するための業務を担当します。

具体的な業務内容としては、治験者への情報提供、同意取得、臨床データの管理、試験の進行状況のモニタリング、その他各種報告書作成などが挙げられます。

CRCは、医療知識やコミュニケーション能力を協議して、治験との関係構築や試験の進行をスムーズに進める必要があります。医療の未来を形成する上で非常に重要な役割です。

 

臨床開発モニター

臨床開発モニター(CDM: Clinical Development Monitor)は、新薬や医療機器の臨床試験が適切に行われる日程を監視・確認する専門家のことをいいます。データの正確性や信頼性、プロトコルの順守などを確認する重要な役割です。

具体的には、治験施設を定期的に訪問し、治験者の医療記録や試験データを検証します。また治験関係者と連携をとり、治験プロトコルや関連規定の遵守状況を確認し、必要に対応して指導や助言を行います。

CDMは、医療現場の緊張やデータを解釈するための深い洞察と、高いコミュニケーション能力があって始めて、正確な監視活動を行えます。

 

コールセンター

看護師がコールセンター業務に携わる場合、多くは医療系の相談窓口やヘルプラインに関する仕事となります。これらのセンターは、一般の人々からの健康や病気に関する疑問や悩みを受け付け、専門的なアドバイスを提供する場です。

具体的には、症状や薬の副作用に関する質問、健康生活についての相談など、幅広いテーマに関するお問い合わせが寄せられます。看護師としての専門知識や経験を踏まえて、正確で正しい情報提供が求められます。

医療のフロント業務からは少し距離を置いた形ですが、患者や一般の人々と直接コミュニケーションをとることで、多くの人々の健康をサポートする重要な役割です。対面でのケアが難しい状況下でも、電話越しに安心や情報を提供できるのは、看護師の強みといえるでしょう。

 

救護室

大規模なイベントや施設、企業の敷地内に設置される「救護室」は、緊急の医療対応を必要とする人々に迅速に対応するための場所として機能しています。怪我や体調不良に対する応急手当て、緊急時の状況判断とそれに伴う適切な措置の実施です。

突発的な状況やアクシデントにも冷静に対処し、必要に応じて医師や救急連携隊と取りながら対応する能力が求められます。

また、大きな企業や工場の敷地内に常設される救護室では、従業員の健康管理や日常の健康相談も業務の一部となります。事故時対応だけでなく、日々の健康サポートもできることが、救護室での仕事の魅力ともいえるでしょう。

 

医療機器メーカー

医療機器メーカーは、病院やクリニックなどの医療現場で使用される機器や器具を製造・販売している企業です。実際の医療現場の経験や知識を踏まえて、新しい医療機​​器の開発や改善、正しい使用方法の教育やトレーニングを行うことが主です。

製品の開発段階では、看護師の意見やフィードバックは非常に重要です。実際の現場での使用感やニーズを元に、より実用的で効果的な機器を設計・改善できます。製品の販売や導入後には、医療機器の正しい使用方法や注意点を、医療従事者に教えるトレーナーとしての役割も担っています。

このように、医療機器メーカーの看護師の役割は、製品の開発から販売、そして教育まで幅広く、医療現場の経験を踏まえて大きな影響を考慮できるのです。

 

健康診断ドック

健康診断ドックは、一般的な健康診断よりも詳細な検査を行う施設で、病気の早期発見や生活習慣病のリスクを評価するための場所です。看護師はこのドックの中核として、検査が進む管理や患者のケア、そして検査結果の説明やアドバイスを提供する役割を担っております。

具体的には、検査前の説明や検査中のサポート、検査後のフォローアップが主業務です。また、検査結果に基づいて、健康な生活習慣のアドバイスや必要に応じての専門家への紹介も行います。

この仕事の魅力は、看護師の専門的な知識を活かして、患者の健康を直接サポートできる点です。また予防医学の観点から、病気の予防や早期発見に貢献できることが、やりがいにつながります。

看護師の資格は病院以外でも活かせる!

看護師の資格や経験は、病院やクリニックだけでなく、さまざまな場面や業種で活かせます。自宅での仕事として医療・美容ライターやヘルスコーチとしての活動、また、シップナースやイベントナースといった、一風変わった現場での業務、さらには一般の企業における産業看護師や治験コーディネーターとしての役割など、選択肢は多岐にわたります。

これらの仕事は、看護師の深い知識やスキルを活かし、新しい視点やチャレンジを求める方におすすめです。今回ご紹介した職種の中で、自身の興味やライフスタイルに合った仕事を見つけ、看護師としての第二のキャリアを築いてみてはいかがでしょうか。

 

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