開業権がない診療放射線技師でも独立開業・起業する5つのアイデア|開業までの道のり

国家資格の一つである診療放射線技師。副業・起業ブームの追い風やコロナ禍によるオンライン化の影響もあり診療放射線技師を使った起業手段も増えました。そこで今回は、診療放射線技師でも独立開業・起業できる理由とアイデア5選、開業までの道のりをご紹介します。

目次

診療放射線技師には開業権がない

従来の放射線診療・治療や造影検査といった診療放射線技師の仕事で独立開業・起業することはできません。それは診療放射線技師法により医師または歯科医師の指示のもとに行える業務だと、下記のように定められているためです。

この法律で「診療放射線技師」とは、厚生労働大臣の免許を受けて、医師又は歯科医師の指示の下に、放射線の人体に対する照射(撮影を含み、照射機器を人体内に挿入して行うものを除く。以下同じ。)をすることを業とする者をいう。

昭和二十六年法律第二百二十六号診療放射線技師法

 

そのため診療放射線技師として独立開業・起業するためには、医師または歯科医師を雇って開業する方法、請負業務を行う方法、予防医学領域で事業を行う方法などになります。未病の身体づくりを推進する予防医学は日本政府が保健医療2035でも推奨しているため、現在拡大している事業領域で診療放射線技師の知識・スキルを活かせられるでしょう。今後の予防医学普及の将来性については下記記事で詳しく解説しています。

診療放射線技師を活かした独立開業・起業アイデア5選

それでは診療放射線技師を活かした独立開業・起業アイデアを5つご紹介します。

請負事業

病院や自治体から従来の診療放射線技師における仕事を委託する事業です。複数の事業から請負えると安定します。プロとして任されるため、診療放射線技師としての知識やスキルの経験が問われます。

ヘルスコーチ

予防医学が普及するアメリカでは一般的な職業で、お客様自身が自立して健康状態を管理できるようコーチングするお仕事です。診療放射線技師を活かすと健康状態の方〜治療が必要な方まで一貫してサポートできるのが付加価値となります。健康に関する仕事は法令遵守が欠かせませんので、病気などに関する理解を深める専門性の高さが必要です。

Webライター

コロナ禍により普及した仕事の一つでもある、web上で健康情報を届けるお仕事です。こちらも法令遵守が必要になるのと、専門用語を噛み砕いて正しい理解ができる文章の執筆が必要になります。診療放射線技師の知識だけでは仕事の門口が狭いので、健康といった大きなジャンルで着手するのが良いでしょう。

健康料理教室

予防医学に大切な食生活をサポートするために知識や料理技術、健康情報などの学びを提供するお仕事です。こちらも診療放射線技師を活かして健康〜治療と幅広いフォローが可能になります。一般的な料理教室だと科学的根拠は不要ですが、健康を扱う場合は専門的な知見が必要ですので、専門性が活かせるでしょう。

コンサルティング

診療放射線技師の起業支援や専門性向上支援、病院・自治体に所属する診療放射線技師の研修や導入コンサルティングなどやり方は様々あります。しかし総じてあなたの知見を提供するのが必須の仕事なので、少なくとも3年以上の経験は必要です。まずは1〜4で経験を積んでから着手すると良いでしょう。

独立開業・起業までの道のり

独立開業・起業アイデアを知ったところで、次にどのように行動すれば良いのかをご紹介していきます。

ステップ1.コンセプトを決める

まずはあなたが何を提供していくのか、どんなスタイルで行うのか、どんな発信をしていくのかなど一貫性のあるコンセプトを決めていきます。開業という目標を見据えて走っているといつしか本来の目的を見失う場合がありますが、コンセプトがあるとブレません。しっかりと「コンセプト」を決めてから次に進みましょう。

ステップ2.開業届を出す

個人事業主の場合でも開業届を提出します。これで「今から○○事業を始めていきます」といった宣言になるのです。提出すると、今から事業をスタートする意気込みにもなるでしょう。

ステップ3.サービスを展開する

いよいよサービスを展開していきます。リアル、オンラインなどを駆使して、理想のお客様にどんどん出会っていきましょう。 

診療放射線技師の付加価値をつけて独立開業・起業を成功させる!

診療放射線技師を活かして独立開業・起業をする方法はご紹介した通りで、アイデア2〜5はオンラインでも展開が可能です。現在は副業・起業ブームでもありオンラインを駆使すれば低リスクで始められるうえに、知識・スキルさえあれば即座に展開できる環境があるので、少しでも興味があれば勇気を出してチャレンジしていきましょう!

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記事執筆・監修者

管理栄養士・和食ライフスタイリスト 合田 麻梨恵

大学在学中に10ヵ国程世界各国の料理を食べ歩く中”和食の魅力”に目覚める。大学卒業後、大手コンビニの商品開発を経て、独立。「和食文化継承と予防医学発展」を掲げ、全国の和食調味料生産者90軒以上訪問や痩身教室・歯科医院の管理栄養士現場経験などを通して様々な角度から和食の研究を重ねる。未病の身体づくりで美しくなれる”令和の和食TM”を提唱し、和食ライフスタイリスト講師・ヘルスコーチを養成している。メディア出演、講師、監修など

 

 

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